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『のさりの島』

『のさりの島』

「のさり」とは、この映画の舞台になる熊本県天草地方に古くからある言葉です。
自分の今ある全ての境遇は、天からの授かりものである、という考え方です。
だから目の前にあるものは否定せずに受け入れる──
天草の優しさの原点がそこにあります。

小山薫堂/プロデューサー

2021/5/29(土)より
ユーロスペースほか
全国順次公開

天草、熊本にて5月先行公開

Introduction

イントロダクション

“やさしい嘘”が生み出した、おとぎ話のような一瞬の時間 —
天草から“のさり”の風が、あなたの心を包み込む、やさしいひと時を届けます。

“のさり”とは、いいこともそうでないことも、自分の今ある全ての境遇は、天からの授かりものとして否定せずに受け入れるという、天草の優しさの原点ともいえることば。
“のさり”の風が吹く天草で、ひょんなことから生まれる奇妙でやさしい時間。
コロナ禍により人との繋がり、生き方が見直されるようになったいまだからこそ、
「のさり」のやさしさ、天草の持つ人間性が心に染み渡る。
“その土地に暮らす”ということの重みと、ひとの繋がり、心の交流が胸にじんわりと時を刻んでいく。

Story

ストーリー

「もしもしばあちゃん、
俺だけど…」

オレオレ詐欺の旅を続ける若い男が、熊本・天草の寂れた商店街に流れ着いた。老女の艶子は、若い男を孫の“将太”として招きいれる。若い男はいつの間にか、“将太”として艶子と奇妙な共同生活を送るようになり、やさしい“嘘”の時間に居場所を見つけていく。

地元FM局のパーソナリティを務める清ら(きよら)は、昔の天草の8ミリ映像や写真を集め、商店街の映画館で上映会を企画する。ひょんなことから“将太”も、上映会の企画チームに連れ込まれてしまう。賑わいのあった頃の天草・銀天街の記憶を取り戻そうと夢中になる清ら。かつての銀天街の痕跡を探す中で、艶子の持っていた古い家族アルバムに、“将太”は一枚の写真を見つける—

本渡の大火、焼け跡を片付ける町の人々、復興後の祭りの様子…。街に流れるブルースハープの音色と共に、スクリーンに映し出された天草のかつての記憶。

「将太さん、本当はどこのひとなの…」

Cast

キャスト

藤原季節 Fujiwara Kisetsu

若い男・“将太”役

1993年1月18日生まれ、北海道出身。『人狼ゲーム ビーストサイド』(14)で本格的に俳優活動をスタート。主な映画出演作に『ライチ☆光クラブ』(16/内藤瑛亮監督)、『ケンとカズ』(16/小路紘史監督)、『全員死刑』(17/小林勇貴監督)、『止められるか、俺たちを』(18/白石和彌監督)、『his』(20/今泉力哉監督)、『佐々木、イン、マイマイン』(20/内山拓也監督)など。『くれなずめ』(21年4月29日(祝・木)全国公開/松居大悟監督)、『明日の食卓』(21年5月28日(金) 全国公開 /瀬々敬久監督)等の公開が控えている。第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞。

原知佐子 Hara Chisako

山西艶子役

1936年1月6日生まれ、高知県出身。2020年1月19日逝去。同志社大在学中の1955年に新東宝「第4期スターレット」に合格、翌年本名である田原知佐子で『天國はどこだ』(56/松林宗恵監督)に出演し本格デビューした。23本の作品に出演するが59年には東宝へ移籍、原知佐子と芸名を変え『女子大学生 私は勝負する』(59/板谷紀之監督)で初主演。『女ばかりの夜』(61/田中絹代監督)、『秋立ちぬ』(60/成瀬巳喜男監督)、『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(60/堀川弘通監督)、『その場所に女ありて』(62/鈴木英夫監督)など印象的な役を多く演じた。1962年にはフリーになりテレビへも活動の場を広げた。同年に出演したドラマ『おかあさん』で同作のディレクター実相寺昭雄監督と翌年に結婚。1970年代には「赤いシリーズ」での強烈なイビリ役で有名となり、一連の大映ドラマに欠かせない名脇役となった。以後も映画・テレビ・舞台で活躍を続けた。

杉原亜実 Sugihara Ami

堀川清ら役

1997年6月20日生まれ、兵庫県出身。京都芸術大学(旧名称・京都造形芸術大学)映画学科俳優コース卒業。特技は4歳の時から10年間続けたクラシックバレエ。主な作品に、『ROLL』(20/村瀬大智監督・なら国際映画祭2020 NARA – wave 観客賞)など。

中田茉奈実 Nakata Manami

金子ゆかり役

1997年6⽉24⽇生まれ、⼤阪府出身。京都芸術⼤学(旧名称・京都造形芸術⼤学)映画学科俳優コース卒業。主な作品に、『⾬の⽅⾈』(20/瀬浪歌央監督・SKIPシティ国際Dシネマ映画祭・国内コンペティション⻑編部⾨⼊選)など。

宮本伊織 Miyamoto Iori

村本隆典役

1997年11月25日生まれ、京都府出身。京都芸術⼤学(旧名称・京都造形芸術⼤学)映画学科俳優コース卒業。主な作品に、『ROLL』(20/村瀬大智監督・なら国際映画祭2020 NARA – wave 観客賞)など。

西野光 Nishino Hikaru

池﨑陽介役

1999年7月7日生まれ、大阪府出身。特技は小学3年から現在まで、13年続けている極真空手。幼少期から憧れていた役者を目指し、オープンキャンパスで訪れた京都芸術大学映画学科で山本起也監督から入学を勧められ俳優コースに入学。本作が初の映画出演となる。

小倉綾乃 Ogura Ayano

大野久美子役

1998年4月25日生まれ、岡山県出身。幼少の頃からブルースハープの演奏を始める。17歳の時にFIHハーモニカコンテストで優勝。翌年、岡山芸術文化賞ジュニア奨励賞、マルセン文化賞を受賞。本作が映画3本目の出演となる。

酒井洋輔 Sakai Yosuke

大北役

1980年12月23日生まれ、石川県金沢市出身。(株)CHIMASKI代表。京都芸術大学准教授。アートディレクター、デザイナー。ジャンルにとらわれない領域横断のデザインでニューヨークADC賞、GOOD DESIGN賞など受賞多数。

kento fukaya

近藤役

1989年9月10日生まれ、愛知県が生んだ雑魚キャラ。吉本興業(大阪)でピン芸人として活動中。2021年R-1グランプリ決勝進出。趣味で始めた「さえない似顔絵」がSNSで話題になり、テレビで似顔絵が132万で落札された。山本起也監督作品には『カミハテ商店』(12)に続く出演。

水上竜士 Mizukami Ryushi

堀川健一役

1964年12月26日生まれ、富山県出身。状況劇場・劇団唐組を退団後、映画界に進出する。主な出演作に、『カミハテ商店』(12/山本起也監督)、『千年の愉楽』(13/若松孝二監督)、『正しく生きる』(13/福岡芳穂監督)、『タロウのバカ』(19/大森立嗣監督)、『嵐電』(19/鈴木卓爾監督)、大河ドラマ『青天を衝け』(21年)などがある。

野呂圭介 Noro Keisuke

日向寺役

1933年4月3日生まれ、鹿児島県出身。1958年、日活撮影所に第四期ニューフェイスとして入社。日活退社後、1969年に日本テレビ「元祖どっきりカメラ」に出演し人気を博す。1999年、鹿児島県日置市に「陶呂庵 野呂窯工房」を構え陶芸家として活動。『黄金花 秘すれば花、死すれば蝶』(09/木村威夫) にて14年ぶりに芸能界に復帰。

外波山文明 Tobayama Bunmei

﨑津の漁師役

1947年1月11日生まれ、長野県木曽出身。劇団「椿組」主宰。役者・演出家・プロデューサー。新宿花園神社野外劇は37年目。主な出演作に、『必死剣鳥刺し』(10/平山秀幸監督)、『テルマエ・ロマエ』(12/武内英樹監督)、『凶悪』(13/白石和彌監督)、『テルマエ・ロマエⅡ』(14/武内英樹監督)、『凪の海』(20/早川大介監督)など。

吉澤健 Yoshizawa Ken

桑原役

1946年5月10日生まれ、神奈川県出身。唐十郎主宰の状況劇場に参加。70年代より、日活ロマンポルノや若松孝二監督作品など、映画に活躍の場を移す。近年の出演作に、『龍三と七人の子分たち』(15/北野武監督)、『麻雀放浪記2020』(19/白石和彌監督)、『凪待ち』(19/白石和彌)など。第74回毎日映画コンクール男優助演賞受賞。

柄本明 Emoto Akira

碓井役

1948年11月3日生まれ、東京都出身。「自由劇場」を経て1976年に劇団「東京乾電池」を結成、座長を務める。『カンゾー先生』(98/今村昌平監督)で、第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめ、その年の映画賞を総なめにした。近年の出演作に、『シンゴジラ』(16/庵野秀明総監督、樋口真嗣監督)、『万引き家族』(18/是枝裕和監督)、『柄本家のゴトー』(19/山崎裕監督)、『一度も撃ってません』(20/阪本順治監督)、『日本独立』(20/伊藤俊也監督)、『名もなき世界のエンドロール』(21/佐藤裕市監督)など。『ある船頭の話』(19/オダギリジョー監督)は11年振りとなる主演作となった。2019年に旭日小綬章を受勲。

Staff

スタッフ

プロデューサー

小山薫堂 Koyama Kundo

1964年6月23日生まれ。熊本県天草市出身。日本大学芸術学部放送学科在籍中に放送作家としての活動を開始。「料理の鉄人」「カノッサの屈辱」など斬新なテレビ番組を数多く企画。脚本を担当した映画『おくりびと』(08/滝田洋二郎監督)で第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語部門賞を獲得。執筆活動の他、地域・企業のプロジェクトアドバイザー、下鴨茶寮主人などを務める。熊本県のPRキャラクター「くまモン」の生みの親でもあり、自身の故郷である天草市のアドバイザーを務める。京都芸術大学副学長。
(写真撮影:金田吉弘)

コメント

新型コロナウィルスという脅威に人類が翻弄されている今。
多様な価値観を認め合うことが必要とされる今。
そんな時代に「のさり」という天草弁に出会うことで、人の心は少しだけ軽くなります。
のさりとは、良いことも悪いことも天からの授かりもの、という考え方。
それはあらゆる苦難を乗り越える力であり、自分とは違う考えを認める力であり、全てのものに愛を持って接する優しさの力です。
『のさりの島』という作品が、コロナ禍における心のサプリメントになることを信じています。

監督

山本起也 Yamamoto Tatsuya

1966年生まれ、静岡県出身。無名の4回戦ボクサーたちの姿を6年にわたり追った長編ドキュメンタリー映画『ジム』(03)、90歳になる実の祖母の「住み慣れた家の取り壊し」をモチーフにした第2作『ツヒノスミカ』(06)などのドキュメンタリーを発表。『ツヒノスミカ』で、スペインの国際ドキュメンタリー映画祭 PUNTO DE VISTA ジャン・ヴィゴ賞(最優秀監督賞)を受賞する。2012年、初の劇映画『カミハテ商店』(出演・高橋惠子 寺島進ほか)を監督。同作は島根県隠岐郡海士町の全面支援のもと撮影され、第47回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でメインコンぺ部門12作品の1本に選ばれた。京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)映画学科で、プロのスタッフと学生による映画製作プロジェクト「北白川派」を推進。『のさりの島』はその第7弾にあたる。
(写真撮影:高橋保世)

コメント

嘘、という言葉はあまり良い意味で使われませんが、嘘の中でこそ救われる、ということがあると思ったのです。
あるいは、この映画の台詞を借りれば「まやかしでも、人には必要な時があっど(ある)」ということかもしれません。
オレオレ詐欺の男と、電話を受けたおばあさん。
二人がついた嘘が、寂れた街のシャッターの向こうで、いつしか本当になる。
ふと訪れた天草でこの映画の話をしたところ、そこに居合わせた方がこう答えました。「監督、そん話、天草だとあるかもしれんばい」
この映画は天草で撮らねばならない、そう心に決めた瞬間でした。

撮影

鈴木一博 Suzuki Ippaku

1961 年生まれ、山梨県出身。学生時代に神代辰巳監督などの映画に惹かれる。『この窓は君のもの』(95/古厩智之監督)、『汚れた女(マリア)』(98/瀬々敬久監督)、『どこまでもいこう』(99/塩田明彦監督)、『blue』(03/安藤尋監督)、といった作品で注目を集める。『ヴァイブレータ』(03/廣木隆一監督)などで毎日映画コンクール撮影賞受賞。ほかに、『あしたの私のつくり方』(07/市川準監督)、『僕たちは世界を変えることができない。But, we wanna build a school in Cambodia.』(11/深作健太監督)、『5つ数えれば君の夢』(14/山戸結希監督)、『月と雷』(17/安藤尋監督)、『嵐電』(19/鈴木卓爾監督)、『れいこいるか』(20/いまおかしんじ監督)などがある。

照明

守利賢一 Mori Kenichi

カメラ・照明機材レンタル及び編集・グレーディング等ポストプロダクション及びビデオ動画制作会社 株式会社Po-Light 代表。照明技師 渡辺三雄に師事。森田芳光組、降旗康男組などに参加。主な作品『ツレがうつになりまして』』(佐々部清監督)、『ブタがいた教室』(前田哲監督)など。近年の参加作品として、『性の劇薬』(城定秀夫監督)、『大綱引きの恋』(佐々部清監督)、Twitterドラマ『ミセスロスト』(ナカムラサヤカ監督/プロデュース)など。

録音

吉田憲義 Yoshida Noriyoshi

1971年生まれ、千葉県出身。CinemaSoundWorks株式会社所属。近年の主な作品に、『泣く子はいねぇが』(20/佐藤快磨監督)、『焼肉ドラゴン』(18/鄭義信監督)、『日日是好日』(18/大森立嗣監督)、『キセキ-あの日のソビト-』(17/兼重淳監督)などがある。第73回毎日映画コンクール録音賞受賞。

美術

丸山裕司 Maruyama Hiroshi

1948 年生まれ、新潟県出身。1969年6月、大映多摩川撮影所美術課入社。以後フリーとなる。現在まで美術監督として60本近く様々な監督の作品に参加している。主な作品として『祭りの準備』(75/黒木和雄監督)、『さらば映画の友よ』(79/原田眞人監督)、『ZIPANG』(90/林海象監督)、『寝盗られ宗介』(92/若松孝二監督)、『ゲンセンカン主人』(93/石井輝男監督)、『WINDS OF GOD』(95/奈良橋陽子監督)、『風のかたみ』(96/高山由紀子監督)、『いつかA列車に乗って』(03/荒木とよひさ監督)、『日本の青空』(07/大沢豊監督)、『黄金花—秘すれば花、死すれば蝶—』(09/木村威夫監督)、『カミハテ商店』(12/山本起也監督)など。日本映画、テレビ美術監督協会理事。

装飾

嵩村裕司 Kasamura Yuji

1957 年生まれ、東京都出身。大学中退後、フリーランスで映画界に入り、日本を代表する木村威夫美術監督に師事。美術スタッフ(装飾小道具担当)として『火まつり』(85/柳町光男監督)、『カポネ大いに泣く』(85/鈴木清順監督)、『海と毒薬』(86/熊井啓監督)、『帝都物語』(88/実相寺昭雄監督)、『どろろ』(07/塩田明彦監督)などの作品に参加。また、美術としては『まだらの少女』(05/井口昇監督)、『猫目小僧』(06/井口昇監督)、『嵐電』(19/鈴木卓爾監督)ほか多くの作品を手がける。現在、京都芸術大学映画学科で准教授として後進の指導にあたる。

編集

鈴木歓 Suzuki Kan

1954 年生まれ、東京都出身。原宿学校映像クリエーター科卒業後、(株)日活撮影所編集部に入社し鈴木晄氏、菊池純一氏に師事。その後、JKS編集室設立。現在はフリー。若松孝二、黒沢清、廣木隆一、石井聰亙、桑田佳祐、大友克洋など様々な監督作品の編集に携わる。主な編集作品として、『ビリィ☆ザ☆キッドの新しい夜明け』(86/山川直人監督)、『ほしをつぐもの』(90/小水一男監督)『稲村ジェーン』(90/桑田佳祐監督)、『ワールド・アパートメント・ホラー』(91/大友克洋監督)、『寝盗られ宗介』(92/若松孝二監督)、『事件屋稼業』(92/福岡芳穂監督)、『800 TWO LAP RUNNER』(94/廣木隆一監督)、『CUREキュア』(97/黒沢清監督)、『ユメノ銀河』(97/石井聰亙監督)、『嵐電』(19/鈴木卓爾監督)、『痛くない死に方』(21/高橋伴明監督)など。

ラインプロデューサー

大日方教史 Obinata Takahito

1966年生まれ、長野県出身。化学工場勤務を経て、若松孝二監督に弟子入りして映画界入り。『寝盗られ宗介』(92/若松孝二監督)以降のほとんどの若松孝二監督作品に携わる。その後、若松孝二監督をはじめ、行定勲監督、塩田明彦監督、三島有紀子監督作品のラインプロデューサーを務める。主なプロデューサー作品として『今日子と修一の場合』(13/奥田瑛二監督) 、『始まりも終わりもない』(14/伊藤俊也監督)、『赤い玉、』 (15/高橋伴明監督)、『シェル・コレクター』(16/坪田義史監督)、『アイムクレイジー』(18/工藤将亮監督) 、『止められるか、俺たちを』(18/白石和彌監督)などがある。

音楽

谷川賢作 Tanikawa Kensaku

1960年生まれ、東京都出身。80年代半ばより作・編曲の仕事をはじめ、映画『四十七人の刺客』(94/市川崑監督)、『竜馬の妻とその夫と愛人』(02/市川準監督)、NHK「その時歴史が動いた」テーマ曲等。88、95、97年に日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。近年の作品に、『おかあさんの被爆ピアノ』(20/五藤利弘監督)、『僕は猟師になった』(20/川原愛子監督)など。「祈り~幻に長崎を想う刻」(21/松村克弥監督)の公開が控えている。
谷川賢作オフィシャルサイト >

音楽

小倉綾乃 Ogura Ayano

(出演者の欄を参照ください)

音楽

藤本一馬 Fujimoto Kazuma

ギタリスト、コンポーザー。1998年ナガシマトモコ(vo)とのデュオ、orange pekoeを結成。2011年からソロ名義での作品を発表し、叙情的なインストゥメンタル音楽を展開。カルロス・アギーレ(pf)やアンドレ・メマーリ(pf)等をフィーチャーした作品をリリース。近年は林正樹(pf)、西嶋徹(cb)、福盛進也(dr)と藤本一馬カルテットを始動し、フォークロリックな感性と室内楽の持つ静謐さ湛えたコンテンポラリー・ジャズへ昇華。その他、これまで国内および海外まで多数のアーティストと共演。
藤本一馬オフィシャルサイト >

Comment

コメント

上野昻志(評論家)

一見、とらえどころがない作品に思えるが、そこには、作り手の周到な設計が施されている。
緩やかな時間の流れ。それが、この映画をさりげなくも豊かに律しているのだ。

阪本順治(映画監督)

山本起也監督が、『ツヒノスミカ』を発表したのは2006年。ご自身の90歳の祖母を被写体としたドキュメンタリーだ。そのお祖母さまとこの作品のばあちゃんは重なってみえる。共通するのは、静かなたたずまいと迷いのない意志だ。
『のさりの島』を観始めてすぐ、ばあちゃんこと、原知佐子さんに心を持っていかれ、細やかなしぐさやことばの耳障り、それらすべてになにもかもを預けてみたい欲望にかられた。「のさり」の意味そのままに、こちらは身構えることもなく、受け入れてもらえるような安心感がそこはかとなく、まちがいなく。
以前の穏やかな日常をわすれてしまいそうないま、この『のさりの島』という土地をたずねれば、わたしたちのあしたに繋がる風景がきっとみつかるはず! 傑作!

高橋伴明(映画監督)

サスペンス要素を多分に孕む映画であるはずなのに、山本起也というフィルターを透ると、汀に淡々と寄せては返す波に自らの来し方の自問自答を促されるような催眠術に陥るのは何故だろう。
1月19日、原知佐子さんの御命日に。

高橋惠子(女優)

「もっと、もっとゆっくり歩いて!」『カミハテ商店』の現場での山本監督の声がよみがえる。
“のさりの島”を観て、これが山本さんの表現リズムなのだと改めて思う。
原知佐子さんの不思議な微笑みはそのリズムを確信的に体現していた。

中村高寛(映画監督)

オーソドックスな映画だ。登場する人物たち、町とその歴史、それぞれの記憶と感情が丁寧に紡がれていく。決して何かを声高に訴えることもなく、派手さも奇をてらうこともない。地方都市「天草」を舞台としながらも、いまの「日本」の姿を見つめようとしている。そしてその眼差しは限りなく優しい。

行定勲(映画監督)

天草の海はいつも懐かしく、風は固くなった心を溶かしてくれる。
錆れゆく町に立ち止まって、ゆっくり人生を考えて、もう一度、ちゃんと生きてみようと小さな希望を感じさせてくれる映画でした。

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